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TIGER & BUNNY _第23話『Misfortunes never come singly.(不幸は単独では来ない)』感想 / テレビアニメ

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 ネタバレ含むので、以下は続きからー。


 『ヒーロー』という言葉が職業を表しているというのが大きな特徴であるこの作品。『ヒーロー』は特殊な能力こそもってはいますが、『超人』では無くあくまでも『人間』。
 そのことが描かれていたエピソードだと思います。

 最たる例が、「バニーちゃん」で元に戻るバーナビーですかね・・・記憶改ざんが治るとしても、もっとかっこいい回復方法はいくらでもあるでしょうに(笑)。
 その相棒の虎徹さんも考える作戦はことごとく失敗・・・どころか裏目に出てますし。バーナビーが戻ったら涙ぐんでしまう。
 爆弾を取り付けられた他のヒーローたちも皆、動揺を見せます。ここで「そんなことで、私を怯ませることができるとでも思ったか!」なんて割り切れるような悟った人は誰もいない。
 だって彼らは皆、機械では無く人間だから。弱さがあるのも当たり前ですよね。
 けれどももちろん、ただ弱いだけでは終わらない・・・というのがブルーローズの姿からは見て取れるのですけれど。
 最初は「ヒーローなんて報われない仕事、歌手になれるっていうから・・・」って不平をこぼしてたのに・・・流石、若い子は成長が早い(笑)。

 一方の虎徹さんとバーナビーはマーベリックとロトワングと決着をつけるべくジャスティスタワーへ。
 この敵二人は、バディ両方にとって家族の命を脅かし、夢を汚した許しがたい相手になっているんですね。
 虎徹さんからすれば、娘を命を握り、自分と亡き妻の夢である『ヒーロー』をアンドロイドにやらせようと画策。バーナビーからすれば、両親を殺害し、彼らが「人の役に立つものを作りたい」と力を尽くした研究を悪用。
 どちらにとっても、到底その所業を許すことはできないでしょう。マーベリック氏、ピークは過ぎてますが(笑)、ラスボスとして押さえるべきところは押さえてますな。

 余談。
 楓ちゃんにヒーローをやってたことがばれて、「隠すつもりはなくって・・・」は無理があると思います、おじさん。そこは「危険に巻き込まない(あるいは心配をかけない)ために秘密にしていたんだ」で良いんじゃないかな・・・(笑)。


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