STAR DRIVER 輝きのタクト_第22話『神話前夜』感想 / テレビアニメ
一言結論:女は色々、男は二通り
ネタバレありますので、以下は続きから。
結局アップのタイミングがぎりぎりです(笑)。
『前夜』の言葉通りに、クライマックス前にこれまでのおさらいって感じですかね。
1)良い男、駄目な男の見分け方
ハナさんが評したように、スガタくんは良い男。「こっちも」と言っていることからわかるように、輝いているタクトもまた、良い男。
その一方、稀代の駄目男は今回も健在でした(笑)。ヘッド氏の株価、今週も最安値の記録を更新です。
ラストに向け、先週からあげてくのかと思った自分は、彼のことをわかっていなかったようですね(笑)。清々しいまでの駄目オヤジですね!
何て言うか今まで散々フォローしてきた(一応そのつもり)自分も、今回で「もう良いや、それで」ってなりました。嫌いになったのとは違うんですが。
最近の彼には「ラスボスに据えるにはすっかり貫禄不足になってしまったし、自力で立ち直ってささやかでも活躍してくれれば・・・」って思っていたんですけど。でももうそんな欲は捨てましたよ、無欲で行きます。
活躍とかそういう美味しいのは、もう諦めたんで、いい。立ち直った姿まで見られなくても、「これから良い方向に向いていくんだろう」と思えるようなきっかけさえ見つけてくれるのであれば、それで十分かなぁ・・・と。
でもそれは、ヘッドさんが重要な役目を帯びたキャラだってことなんですよ、ええ。
彼の問題はクライマックス前にちょいちょいっと片のつくような生易しいものじゃないと、最後の最後までかけてじっくり描くものだと、そうおっしゃるわけですね製作の方!(個人的解釈)
そういうことなら、思う存分落ちていってくれれば良いさ、たとえイラッとしても見守ってみせますとも!
ああもう、なんて決意をさせてくれるんでしょうね彼は!(八つ当たり)
あの舞台『神話前夜』に、彼は一通りの結末――バッドエンドしか見い出せない。違う結末――ハッピーエンドを思い描くことさえできない彼ですが・・・まあそれについては、やむなしと言えなくも無い。
今までこの作品では、二人だけの人間関係は良い方へ向かわない、ということがこの作品では提示されてきたわけで。
持っていたナイフのことですれ違っていたワコとスガタ。互いに依存しあい、自立できずにいたミズノとマリノ。結局、他の人とは相容れなかったマドカとコウ。
二人でさえ、力不足。なら、独りきりのヘッドさんがうまくいくはずもない。空回りするのは、むしろ当然ではないかと。
うん、何かすっきりしたわー、今回で。視聴直後はヘッドさんの好きな自分は「コレどーやって奴のフォローをすりゃ良いんだ・・・」って悩んでもいましたが(笑)。でもふと気付きました。
彼は、反面教師として見ればとんでもなく優秀なのだと!(真顔) むしろパーフェクトじゃないですか!
ヘッドさんは、とことんタクトと反対。片やタクトは勝ち続け、敵をも惹き付けていく。一方ヘッドさんは、敗れ失い独りになってゆく、と。息子の潜在能力は天井知らず、父のどうしようもなさは底抜けのようで。
ひたすら落ちてゆく彼は良い意味でなく悪い意味なんですが(笑)、ぶれない男なんだと思います。
関わる者は皆ダメに・・・・・・・ケイトさん逃げてー!(笑)
で、愛をたっぷり込めたこきおろしが済んだところで、やっと真面目な話を(笑)。
ヘッドさんが駄目な理由。それはやはり、やりたいこととやるべきことが一致していないから、なのでしょう。目新しさの無い答えですが、ここにきて新機軸を打ち出すっていうのもどうかってことでひとつ(笑)。
彼の『やりたいこと』は、『力を得ること』では無く『取り戻すこと』であったはず。力はあくまでもそのための手段に過ぎないというのに、そちらに気を取られて肝心要の目的がすっかりおざなりになっている。だから彼は、それが無駄であることに気付かず、強大な力を求めてしまう。
目的を果たせるだけの力が有れば十分なのに、その目的をどこかに置き忘れてしまった彼は、際限無く求め続ける。やみくもに力をかき集めることが『やるべきこと』であるはずもないのに。
・・・初志貫徹って大事ですよねー。
2)様々な女の子たち
配役のみならず、神秘の力を宿した少女はかんなぎの娘――巫女であるワコにつながる。
夜闇の中を暗躍する魔女は、日陰の存在であるケイトを思い起こさせる。彼女は魔女アインの演者タイガーを操り、サイバディ・アインゴットの一件にも絡んでいた。ラストのケイトと舞台上のタイガーの恥じらいも重なる。
高い場所から皆を見守る天女とも女神ともつかぬ存在は、まさにサリナ部長の立ち位置。
侍女は正しく脇を固め、昔の女(笑)はあっさりと去っていく。
良い男と駄目なオヤジに大きく二分された男性陣に比べ、女の子はイロイロですな。
しかし今までもただ者じゃないオーラをまとっておられたサリナ部長の正体が凄すぎた・・・。せいぜいサカナちゃんかソラさんの身内くらいだと思ってましたよ。
銀河美少年、って1話からずっと聞いていたのに『美少年』の方に意識が向いててちっとも気付かなかったわ。確か地下遺跡は『古代銀河文明』だし、宇宙人が出てきていても不思議じゃないんだなぁ。
イカは大王、ワニは男爵、そしてキツネは副部長!(何ですか)
でも7話の部長の眼力には納得、かな。自分ら3人の関係を自信満々に保障してくれた部長にタクトは今までの思い出を振り換えるのですが・・・その記憶の中にはほとんど部長はいない。彼女は何故に知っているのか、と思ったものです(笑)。
ただ、直接手出しはできない決まりだとしても、タクトらより高いところに位置する存在だとしても、ガラス越しに手を振り返せる部長にはやっぱり出来ることがちゃんとあると思いたい。タクトの背中を押してくれたこともありましたし、ね。
ワコのセーラー服と長髪は、中学時代のハナさんと同じ。けれど「全然違う」と言えるタクトはさすが良い男! 女二人との思い出をハシゴ回想する男とは違う!(そこは根に持つ)
超越存在にもポテンシャルが把握しきれていないこの銀河美少年であれば、きっと部長があっさり匙を投げた駄目オヤジも救ってくれると信じて。
さあ、あげてこうか! 目指すは宇宙人にすら想定外の、最高のハッピーエンドだ!
・・・てな具合に、クライマックスにはすごく期待しております。
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