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STAR DRIVER 輝きのタクト_第11話『サイバディの私的活用術』感想 / テレビアニメ

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一言結論:知らないのは、本当にあっち?


 ネタバレありますので、以下は続きから。





 最近、リアルタイムで見れず感想も遅れ気味です。遅くなりましたが11話感想です。
 メインがシモーヌさん、そして自分がお気に入りの小豆ジャージの先生の出番まで・・・! これが俺得というやつですね! しかし自分のツボは極地的にもほどがある・・・(笑)

 それはともかく、今までに無いほどモノローグが多用された回でしたな。今回の中心人物であるシモーヌさんの内面はセリフやモノローグといった言語的な表現手段で、それ以外のキャラはモチーフ等で暗示するなど間接的な見せ方をしていたように思います。
 率直に言えば、先週、先先週に続き今週もまたマリノさんの状況とか性格を描写する話だったと思うんです。

 個人的にシモーヌさんは大好きなんですけどね! 彼女が主役張ってくれたことは素直にうれしいのですが(笑)、マリノさんのこともやっぱり外せない。
 シモーヌことパメラさんは、マンティコールことマリノさんと境遇が似ているというか、ある種似たもの同士だと思うのですよ。

 ――パメラ・アラゴンは母や姉のため、シモーヌと名乗り敵であるワタナベ・カナコに近づいた。
 今回の状況は、こんな感じにまとめることが可能。
 で、この文中の人物を示す語句を、

パメラ・アラゴン→ヨウ・マリノ
母や姉→双子の妹
シモーヌ→マンティコール
ワタナベ・カナコ→綺羅星十字団

 と変えても、齟齬はきたさない。
 それに、シモーヌさんとマリノさん二人とも鏡に向かうシーンが出てきたり、この二人の印象が重なるよう演出がされていたと思います。
 マリノさんも目の前にある鏡越しに背後のミズノちゃんを見ていて。自分の顔より妹の顔を見ている時間の方が長い・・・まあ視覚的にはあまりかわらないかもしれませんが(笑)。瓜二つの双子の姉妹なので。

 それはさておき。そうなってくると、マリノさんもヘッドの掌で踊らされているのかもしれない・・・。スガタくんを動かしたことから見ても、人をけしかけるのはどうも彼の得意分野のご様子。
 タウバーンを倒した者をリーダーに・・・って提案も、『真の綺羅星バニシングエイジ』の邪魔になる連中を潰し合わせるための方便か。
 ヘッドの思惑はさておき、妹を守っていると信じているマリノさんは、シモーヌさんの保護者ポジションの頭取に感情移入しているようですがね。「あの子を戦わせて良いの?」って聞くあたり。

 そして姉と母がシモーヌ(パメラ)さんの空回りを知っているように、ミズノちゃんもマリノさんの行いに感付いている可能性もありそうですな。思いつめてる彼女を更に追い込めないように・・・と判断してるとかかも。
 「覗き見みたいなことしてゴメン」と謝るマリノさんに「ありがとう」「ずっと見てるのは好きだからでしょ?」って言えるあたり大物ですからね・・・フォローは家を飛び出す前のタイミングでちゃんと入れるし。

 で、マリノさんの話はこのくらいにしてシモーヌさん。
 タカシへの好意が本物だったのは少し意外でした。以前けしかけてた(利用してた)わけで、それは惚れてる相手にはしなさそうだと。でもあの時は、タカシなら勝てるって信じてたのかなー。
 しかし今回の戦闘はタカシを危険にさらすまいと取りやめ。人妻さんが事情を全部ぶちまけたのもこれが理由ですかね。
 今の彼女ならば、自分の気持ちを圧してカナコさんを結婚相手として推した母の気持ちを理解できるのではないか・・・なんて考えたんじゃないかなぁ・・・・。あと、流石にこれ以上黙ってると突っ走ってマズイと判断したのか(笑)。

 ・・・で、今回はシモーヌさんを利用してたっぽいタカシはやっぱりバニシングエージのスパイ? あのヘンテコ水着は胸のシルシを隠すためのものではないかと推測してみます。
 シモーヌさんは、カナコにもタカシにも父親にも正体がばれていないと思っていた。自分はちゃんと隠し通せていると思っていた。
 でもカナコさんは知っていたし、多分お父さんも知っている(お母さんが知っているわけだから)。哀しいほど駄々漏れです(笑)。
 この流れで行くと、タカシだけシモーヌさんに騙されてるというのもヘンかな、と。彼は前者の二人とは少し違って、シモーヌさんに隠し事をしている(利用している)人間とか。

 確証は無いですけど、シモーヌさんはそれくらい空回ってた方が徹底していて清々しくて好みです(笑)。視野狭窄が徹底している方が己のキャラを貫いているのではないかと。
 奥様の優秀さは認めるなど冷静に観察しているようで、しかし主観に引きずられて見誤る傾向が彼女にはあるっぽいですからね。戦いを志願して止められるあたりのモノローグとか。

 そして奥様。今回でだいぶ印象が変わりましたねー、正直。
 仕事に対する努力は惜しまないし、真っ当な判断もできる人だった。ただ、良い人といって良いものかどうか。「悪趣味!」と非難するより、「良いご趣味で」と皮肉りたくなります(笑)。ミレーヌさんも共犯になるのでしょうけど。
 実害は無い・・・どころか利益しかもたらしていないわけで、悪人とは言えないにしても、けっこうヒドイことしてますよねこの人。そりゃ「大嫌い」と言いたくもなる(笑)。
 シチュエーションにこだわりがあるあたり、彼女も『与えられた役割を演じるのが得意』な人なのでしょう。
 それが人生を楽しむコツなのか、単に状況に酔ってるだけなのか。前者なら口を挟むことでもないですが・・・それだと15歳にして出来過ぎというか、そんな相手には銀河美少年も勝てなさそうで困ります(笑)。

 しかしどうでも良いですが、ワタナベ・カナコってすごい普通の名前じゃないですか? 近年のアニメキャラでは稀ですよ。人妻さんだの奥様だのミセス・ワタナベだの呼ばれていると忘れそうになりますが。
 そして、言動も全然普通じゃないですしね。授業中のタクトへのプレッシャーはもはや恒例らしい(笑)。
 先週の散髪放置からして委員長も諦めた模様(笑)。・・・無理もない。ケイトさん、親睦会には行ったのかなぁ?

 ワコとタクトが出席した船上パーティーの空は、二人の髪の色を混ぜたオレンジ色。一方、スガタとヘッドの邂逅場面の空は、夕焼けと青空の境界部分が紫がかっている。
 そんな空の色が印象的でした。

 あ、ヘッドの話題が出たので綺羅星の代表の方々について。
 実は皆さん、総じてスペック高かったようですね。見た目とは裏腹に(笑)。

ヘッド→学園理事長?(特番情報)
イヴローニュ→化学部部長
頭取→有能実業家、資産家
スカーレットキス→剣道部主将(推定)
プロフェッサー・グリーン→優秀な科学者、あと美人(笑)
マンティコール→天才スポーツ少女

 スターソード持ち等、スタードライバーとしての能力基準で代表が選ばれるわけではなさそう。戦闘力と指導力はまた別という方針みたいですな。
 それと、隊ごとに雰囲気が違ってるのもおもしろいなーと。
 ヘッドがいないとだべっててまとまらないバニシングエージ、代表も部下も単独行動が好きなブーゲンビリア、主従関係を下敷きにしたおとな銀行、上下関係より仲間意識でつながってるっぽいフィラメント、良くも悪くも研究者の集まり(知力以外は重要視しない・・・人格とか)科学ギルド。
 代表連中の反りが合わないのも道理ですな。
 ・・・第六隊にはグリーンとシルバーに続くプロフェッサー・アズキとかいませんか駄目ですか。理系じゃないと無理かなぁ・・・

 何か話が逸れてきたので今回は終わります。
 次の感想は出来るだけ早くしたいですけど・・・どうだろう・・・
 それではー。


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オルガンの音色っていいねえ。オルガンだけでなくシモーヌの回想での挿入曲の音色もバッチシよ。 お陰で、ミセス・ワタナベに使えるシモーヌの心情が伝わり、タカシを相棒としてミセス・ワタナベの上へ立つべく、シモーヌはアプリポワゼだじぇい。
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