STAR DRIVER 輝きのタクト_第7話『遠い世界』感想 / テレビアニメ
一言結論:振り返れば、手遅れ
ネタバレありますので、以下は続きから。
結構ナイーブだったタクトくんが意外でした・・・今までは呼び捨てだったのに急に『くん』付けになってしまうほどに(笑)。
そう言えば、傷がつくまで――わずか一年前までは「閉じてた」んでしたっけね。
普段も明るいし、『美少年』なんて自称できる人だからもっと強心臓かと思っていたのですが、そんなこともなく。けっこう普通の男の子だったんだな、と。
スガタの部屋には入らず、クラスメイトにも「何も聞いてないよ」、ワコに泣きつかれるのは家の外、そして伸ばした手は触れない。
・・・・孤立してるなぁ。部長の一人芝居にまで反応するなんて、どんだけ寂しいんだろうか。
本当は三人ではなく、二人と一人だったのではないかというタクトの不安。
ここで前回のワコとメイドコンビの画が出るとは・・・。先週は流しちゃいましたけど、この時タクトは攻撃範囲外にいたのか、それとも自力で防いだ(その場合、スガタにスルーされた?)のか。
そんな主人公の背中を押してくれる部長が素敵過ぎます。
しかし彼女は島民以外の前では男言葉に? 「美少年オーラ出てるじゃない?」とは口調が変わっているような。
まあでもカッコ良いので大歓迎ですが。もう銀河美少女として颯爽登場・・・いや、彼女なら美少年でもいけるレベルかと!(笑)
あと「島育ちだから不器用」に思い出すのは、先週のワコの「離れ小島扱い禁止!」
あの時、『離れ小島』側だったのはワコ(島民)だった。でも今『離れ小島』になってるのは、孤立したタクト。
この反転のおかげで、ワコの言ったことはタクトを励ますものへと変化するという。流石ヒロイン、抜かり無し!(違います)
でもそれ以上に参ったのは、「既に手遅れ」という部長の台詞と、今までの映像。
「スゴいことやりに来た!」
「青春の謳歌ってやつですな」
「やっぱり来て良かった。君らを見てそう思う」
「・・・また学校で」
「タクトくんみたいな人が、この島に現れたりもするんだから」
この台詞の数々! 確かにここまで言ってしまえばもう手遅れですね。
この上は、どれだけ大変であろうとスガタとワコを運命から解放するしかない。そして学校に戻って、三人揃って青春を謳歌するしかない・・・!
部長がスガタとワコだけでは思い描けなかった未来も、そこにタクトが加われば為し得るかもしれない。二人で駄目なら、三人で。
この熱さはじわじわ来ますな・・・! しかしほとんどのシーンにいない部長の眼力は半端無い! まさに人の上に立てる器!
もう一方、綺羅星の上に立つ・・・役目は今回で引退なのか?のヘッドさん。
「俺もまだ頑張れる」の台詞は、総会での強気な彼とはまるで違うもの。
そして、それに反応しわずかに沈黙するサカナちゃん。本当、どういう関係なんでしょうな、この二人。
赤と青の飴玉。サカナちゃんの手には赤、ヘッドが口にするのは青。個人的には仲が良くても、立場とかを含めるとやはり彼らは相容れぬのか。そう言えば、ヘッドの髪の色である紫は、タクトの赤とスガタの青を混ぜた色。そこには、今後を占う何かがあるんですかねー?
綺羅星と言えば、スガタくんの命に関することには逐一反応してくれる寮長さんと委員長がかわいかったです。
ワコはまだ判断しかねますが、タイガー嬢を入れるとこれで三人・・・坊っちゃまのモテっぷりがすごいですな・・・・(笑)。
まあ、顔良し性格良しなうえに家柄と財力までお持ちとなればそりゃあモテますわ。実は馬鹿という線も無さそうですし・・・。根拠は無いですけど、頭良さそう。
しかしこの二人の明暗が今宵別れた! 大っぴらに片想いの相手にキスできことになった超棚ぼた寮長さんの一方、部下の責任を取らされる委員長・・・・・何この落差(笑)。
イヴローニュさん、前もって釘刺しておいて、暴走も手荒なことせず止めたのに・・・部下は感謝どころか反省もしていないという・・・。勤務時間外でも部下とコミュニケーションしてるところで差がついたのか。
部下の努力の結晶台無しにしておいて未だに隊のトップに居座り続ける保険医と比べるとヒサンだなぁ・・・。
あ、プロフェッサーと言えば、サイバディが破壊されても第一フェーズは失われない? それとも単に髪ほどいてるだけで若返ってないのかなぁ・・・?
ともあれタクトはワコに会いに行き、そこでワコのお祖母ちゃんが正式に登場。
彼女の意味深な雰囲気からして、タクトのじいちゃんは既にお亡くなりに? でも、シルシの継承が先代の死亡時と決まったわけでもないか。
それならお祖母さんが生きてるはずはないし、ワコやスガタはどうも生まれたか時からシルシ持ちだったっぽい。
とは言え、タクトについての話はそれとは食い違うわけで・・・現時点では未定、ですかね。
タクトとおばあさんのやり取りも、鳥居の枠越しのアングル。前回のワコとの会話を思わせます。
そして空気を読んだのか邪魔したのか、タクトとワコとが二人の時に出現するゼロ時間。
今回の瑠璃色ゼロ時間も綺麗でお気に入りです。紫も捨てがたいですが!(どうでもいい話)
それはともかく、オンディーヌさんとのサイバディ戦。
よそ者の排除に執念を燃やす彼女を押しのけられないようでは、ワコやスガタくんの事情に首は突っ込めない。そういう意味では、負けられない戦いだったと思います。
決着は一瞬でしたけど!(笑) でも確かにあれは「今だ!」ってなりますよ。オンディーヌさんの不幸は、必殺技が水中からは撃てない機体だったことですとも、ええ。
でもまあ、負けるわけが無いんですよね。
よそ者嫌いが抑えられず、力を暴走させるオンディーヌ。それに対してタクトは、悩んで迷ったすえに自分のしたいことをすると決めた。
それもスガタとワコの幸せのことも考えての行動だし、客観的な意見としてサリナ部長のお墨付きももらっていますし。
その戦いの中、スガタ君に回復の兆しが見えたのですが・・・・一言言わせていただきたい。
キスで覚醒とか、どんだけ眠り姫なんだ彼は・・・! 森に移動までしましたよこの人!(笑)
そして、タクトの「いつものスガタ」を全否定する不良台詞が(笑)。不謹慎ですが、遅れてきた反抗期?っぽいなーなんて。
感想はそんなところでしょうか。
次回、スガタはどうなるのか。綺羅星云々はともかく、まずナイフは取り上げておいたほうが良いのではないかと思います(笑)。
そして、話の筋に無関係ながら気になったこと。授業シーンの先生のジャージ! 生徒の体操服があの派手派手なカラーリングなのに、先生のジャージは小豆色って・・・自前?(笑)
最後に微妙な疑問を浮かべつつ、今回は終わりー。それでは。
○劇場版『スタードライバー THE MOVIE』感想へ
●25話『僕たちのアプリボワゼ』感想へ
●24話『ひが日死の巫女』感想へ
●23話『エンペラー』感想へ
●22話『神話前夜』感想へ
●21話『リビドーなお年頃』感想へ
●20話『描かれたあの日の虹』感想へ
●19話『三人の日曜日』感想へ
●18話『ケイトの朝と夜』感想へ
●17話『バニシングエージ』感想へ
●16話『タクトのシルシ』感想へ
●15話『封印の巫女』感想へ
●14話『アインゴットの眼』感想へ
●13話『恋する紅い剣』感想へ
●12話『ガラス越しのキス』感想へ
●11話『サイバディの私的活用術』感想へ
●10話『そしてマリノの初恋』感想へ
●9話『そんなミズノの初恋』感想へ
●8話『いつだって流星のように』感想へ
●7話『遠い世界』感想へ
●6話『王の柱』感想へ
●5話『マンドラゴラの花言葉』感想へ
●4話『ワコの歌声』感想へ
●3話『おとな銀行』感想へ
●2話『綺羅星十字団の挑戦』感想へ
●1話『銀河美少年』感想へ
にほんブログ村
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 2 【完全生産限定版】 [DVD]
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 2 【通常版】 [DVD]
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 1 【完全生産限定版】 [DVD]
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 1 【通常版】 [DVD]
STAR DRIVER 輝きのタクト 銀河美少年伝説 特典 南十字学園スペシャルディスク付き
SHINING☆STAR(アニメ盤)
Cross Over(アニメ盤)
ROBOT魂