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世紀末オカルト学院_第9話『雪のあかり』感想 / テレビアニメ

 

一言結論:段階踏んでここまで来ました。父へのわだかまり氷解まで、あと一歩

 ネタバレありますので、以下は続きから。



 マヤが家族で暮らしていた家の取り壊しと、幽霊の少女にまつわるエピソード。
 「2話で悪霊に襲われたあの屋敷とは別なのかー、あれも結構年代物っぽくみえたけど・・・」とか思ったのですがそんなことはどうでも良くてですね(なら書くなという話)、マヤさんも随分丸くなったというか・・・いい感じにほぐれてきたなぁという印象。
 やっぱり物語開始時点ではかなり無理してたんだろうなぁ・・・。それだけに、教室の友人3人でのリラックスした会話に和みます。

 学長殿も馴染んできましたよねー、いろんなものに(笑)。オカルトとかヘタレ相棒とか。
 最初は「オカルトなんて大嫌い!」だったのが、「か、勘違いしないでよね! オカルトなんて信じてないんだから! 鍵探しの為に、人類の未来の為に仕方なくやってるのよ!」(何となくツンデレ風)な感じになって、今や鍵と無関係でもオカルト事件に首を突っ込むまでに・・・
 まあ、自分たち父娘と性別が逆の文明に感情移入できるのなら、小さい女の子に同情するなんて楽勝でしょう。うむ。
 しかしそんな彼女の態度の変化を指摘する文明は、学長室での書類の件といい妙なところで鋭いですな(笑)。

 そうした文明と美風さんの関係を気にしたり、マヤさんデレ期到来ですかねー?
 猫に例えると、当初は撫でようと手を伸ばしただけで毛を逆立てて威嚇していたのに、今ではヒゲを引っ張るとかしない限りは大人しくしている、くらいの大進展。
 まあ、文明は何だかんだで毎回毎回きっちり怒鳴らせていますけど。微妙に空気読めてないんだよなー、ヤツは(笑)。

 そんな方面も含め、常時第一種警戒態勢状態だったマヤさんは、だんだんと警戒レベルを落としてきたんです。
 それと同時に、お父さん(前学長)との確執の解消の案件についても、じょじょにフラグが立ってきたのかな、と。
 マヤさんのオカルト嫌いは、オカルト研究家だった父親への反発が主原因。オカルトを受け入れることが、父親を受け入れることへのとっかかりになる気がするので。

 それに今回のエピソードの結果によっては、神代父娘和解の最大の障害が取り除かれる可能性もありますし。
 その障害というのは、『死』。
 マヤパパが娘を愛していたとしても、マヤが父の気持ちを理解したとしても、父親が死んでいる以上二人は決してやり直せない。
 どんなに互いを想っても、その二本の糸が結びつくことはない。どこまで伸ばそうと、どんなに太くなろうと、すれ違うだけ。
 生者と死者は言葉や気持ちを交わすことはできないのですよ。死んでしまった人に対して、生き残った者がしてあげられることは非常に限られる。
 その、生死の深い深い境界を跳び越えるものがあった! すごいやオカルト!
 そんなのアリ?みたいな常識はイマサラということで。ほら、長野に宇宙樹があることに比べたらその程度!(インフレ判断基準)

 しかし本当、オカルトの可能性は無限大ですねー・・・。ホラーな悪霊、妖怪(海外産)のモスマン、SFのUFO・・・これだけ多彩な分野が一括りにできるなんて。
 今回のエピソードは今までのギャグ色強い雰囲気から一転、結構泣ける話の予感・・・・いや、こずえのメガネみたいなオチがくるかもしれませんが(笑)。
 何でもアリな作品だから、先読みし辛いところもあったりするのですが。
 先週の予告を見た時点では、自分はあかりちゃんを「座敷童子?」と予想して、登場シーンの雪で「雪わらし?」となって、結局幽霊だったという(笑)。お前の目が節穴なだけとか言わないでいただきたい・・・

 あとは気になったあれやこれや。
 まずはマヤさんの目の色。他のキャラが日本人的な髪や目の色(JKは染めてるんでしょうし)だからこそ、マヤさんの綺麗な青い目が気になるー。あの教頭すら退かせる眼力は魔眼パワーか何かかも(笑)。
 お母さんは名前からすると日本人っぽいのですが・・・隔世遺伝とかなのかなぁ。
 それともう一つ、いつも付けてる白い腕輪。画面にちらちら映るんですよねー。あれがパパさんから送られた(別居後に)物なら、『ノストラダムスの鍵』の可能性も?

 教頭、担当教科(?)は交霊術なんですね・・・エクトプラズムが試験に出るってつくづくどんな学校なんだか(笑)。
 マヤパパのの霊を呼び出すことを嫌がらなかったのは、彼の死に絡んでいないということか。感づかれていないと思っているのか・・・
 次回そんな教頭と対決するらしい美風さんですが、最近は意味ありげな描写もすっかり鳴りを潜めてしまって、単に文明を良いように扱ってる女狐という印象に(笑)。
 もうこうなってくると一番意外な展開は、彼女が黒幕なんてより、本気で文明に恋しているという線のような気がします(酷)。

 亜美がJKの能力を把握してなかったのがちょっと意外でしたが、そういえば彼女は戦闘シーンは軒並み不参加でしたね。ダウジングとピッキングしてる彼しか知らない・・・まあ、それでも担任の三倍は使える人材ですが(笑)。
 で、ちらっと調べたら旧真田邸の近くに本当に小学校あるんですね。こだわってるなぁ・・・

 地域的なことで言えば、地元住民に好意的に見られている『オカルト学園』(愛称)が地味にすごい。至極普通なはずのあかりちゃんパパの対応の方がむしろ特殊という異常事態が発生してます(笑)。
 川崎のフロシャイム(天体戦士サンレッド)に匹敵しますよ、これは。学園関係者のステータスは、情報収集の判定にボーナスがもらえそうです(TRPGネタ)。
 天狗(モスマン)騒動の時に文明がそう思ったり、商店街が着々と受け皿狙ってたり(笑)と、単なる村おこしの客寄せパンダではないっぽい感じ。
 あんなにキテレツなのになぁ・・・学園の設定資料が欲しいです、本気で。ヒーロー物のベース(基地)並みにワクワクの仕掛けが満載の予感! ときどき映る庭園の力士っぽい像は何なんだ!?(笑)
 あかりパパと言えば、彼に会う前と話を聞く前に映る工事現場の『この先段差有り』の看板が後の展開を的確に暗示していたと思います(急に真面目)。

 というところで、今回の感想は終わりです。そういえば、次回の放送開始までにきっちり感想あげられたのって何時以来だろう・・・
 では、またー。





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