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世紀末オカルト学院_第7話『マヤの亜美〜ゴ!』感想 / テレビアニメ

 

一言結論:変えられぬ過去によって、変わってしまった今に、未来を変えようとしている。・・・ええっと、どこから手をつければ?

 ネタバレありますので、以下は続きから。



 マヤ嬢の旧友、亜美さんの父ちゃんが発端となった事件のお話。
 亜美父が、変わってしまったマヤを本当に心配していることも、悪気が無いこともわかるのですが、マヤさん怒り爆発。
 それはまあ、仕方がないとも思います。マヤさんだって、変わりたかったわけではない。でも、変わらずにはいられなかったんですから。

 彼女のオカルト嫌いの発端は、父親との離別。別れが哀しくなかったはずもない。それ故に、そんな気持ちを胸に抱えることは耐え切れない。
 仕方がないからその哀しみを、父と別れる原因となったオカルトへの怒りにすりかえ、発散している。
 そうやって騙し騙し(ある意味文字通り)どうにか感情をコントロールしているのに、昔同様に仲が良い父娘(そしてこの父ちゃんはあの体型とか怪談好きとかがマヤパパを思わせます)に「昔に戻って欲しかった」みたいに言われたら、そりゃあ怒るというものです。

 それに悲劇の未来を変えることにも、ちゃんと本気で取り組んでいるわけですから。休日返上で。
 そんな真面目にやってるところにインチキ持って来られたら、わたしの気持ちも考えて!と言いたくなる。
 だからマヤさんは、亜美と仲直りもせず、普段からきつく当たっている文明と一緒に帰る、と。
 先週の件で、自分達が似たような過去を抱えていると知ったからこそ。

 でも、マヤはこのことに対処できないとダメだと思うのです。
 今回のもう一つのポイントは、マヤのオカルト嫌いが父親との関係に起因することに(作中でキャラが)初めて明言したことではないかと。
 亜美の「嫌ってればいいんだ!」というのは『過去』とちゃんと向き合っていないマヤを非難した台詞。それを何とかすれば『現在』に変化が起きる、ということ。
 それは、『現在』で行動を起こして『未来』を変えよう、というマヤ(+文明)の目的に通じる。言ってしまえば、予行演習ですよ。
 『未来』は『現在』と地続きであり、その『現在』は『過去』からつながっている。自分の『現在』を好転させられない程度では、世界の『未来』を救えるはずもない。

 まあ、マヤの父親への確執の真の解決はクライマックスまで持越しかもしれませんが、とっかかりくらいは作っておくべきですよねー・・・というわけで、次回の展開を楽しみにしています。
 ・・・いや、完全に解決しちゃってもいいんですが・・・マヤさんの「オカルトなんて大嫌い!」が聞けなくなるのはちょっとさびしいかなー、なんて(私情)。

 その他諸々。
 小学生マヤさんは、むしろ夢見がちなお子様だったようですね。二段構えの文集攻撃とは策士ですな、亜美さん(笑)。
 JKは破滅の未来でもご活躍のようですな。・・・しかし、激似の子らの母親はどうやって見つけ・・・・ああ、ダウジング!(まさにオカルト) というか、公式サイトにあるJKが学生って記述はマジですか?!

 生徒の家で即酔いつぶれる文明は教師的には問題ですが、視聴者的には無問題です。今回の君は奥ゆかしいくらいでちょうどいい! メインは女子高生組だから!(酷)
 それと、この事件で文明がマヤの内面に近づけると良いのですが・・・マヤの方は文明に自分の事情全然話してないし(先週まで信用してなかったからなぁ・・・)。

 そんなところで、今回の感想は終わりです。
 次回はサブタイ「文明の○○」じゃないんだ・・・「壊れてる!」そうですが(笑)。
 ともあれ、終了です。それではー。





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