閃光のナイトレイド_第13話(最終回)『せめて希望のかけらを』感想 / テレビアニメ

一言結論:かたち有るものは残らなかったけれど・・・
ネタバレありますので、以下は続きから。
最終話から1週間が経過してしまいました。アニメノチカラの新作、始まっちゃったなぁ・・・でも公式ブログによると14話なるものも作っているようですし、まだ終わっていないということにしておいてください。・・・葛目仕様の風蘭には突っ伏しました(笑)。
そのへんはともかく最終話。・・・・大団円・・・とは言い難かった気もしますが・・・歴史的どころかキャラ的にも。棗・・・・・
一番好きな新月の夜を見られたことがささやかな救いだったのかな・・・最期にお嬢様と話せたことも。
「棗、葵」と知らずに呼びかける雪菜が哀しかったです。彼女は「棗は?」って聞いた時の「すぐに来る」って葵の返事に、察するものがあったんじゃないかなぁ・・・あの位置で若の心の揺れがわかるくらいだから。
そういえば、お嬢様の本名は謎のままだったなぁ・・・14話で明らかになるんでしょうか。飛行機と一緒に写ってる女の人の正体も。
それはともかく。
未来と口にしながら過去に動かされていた、と語る葛。
それは高千穂勲も同じで。迷いが無いような顔をしていたが心は揺れていて、そして妹ををかばって命を落とす。
この人も全てが間違っていたわけではないのでしょうけどね・・・敗戦の未来なんて知ってしまったら変えたくなるのは自然。それに絡んだ原爆の存在を知れば、入手しようとするのもわかるけれど。だからといって上海を焼け野原にしていいってことにはならないしなぁ・・・
で、やっぱり何か企んでた桜井のオッサン。汚れ仕事を押し付けられるのが嫌なわりに「御国の為」って。逆らえないのかなー、色々と。
そんな彼を「コノ国ニ危害ガ及バナイヨウニ」と排除した壱師。物語の舞台なのに他国の人間に好き勝手されっぱなしだった中国の意地を見せてくれたなーと思います。逞しく生きてる風蘭も。
壱師は、桜井のオッサンの記憶をどこまで消したんでしょうか。年単位で消去可能らしいですが。
静音さんの記憶もどのへんまで消えたのか。本人からの指定は特に無かったですけど、葵・・・ソウイチロウ(漢字わからん)のことを忘れる覚悟はしていた様子。
能力と言えば、葛の瞬間移動の限界は3回?(飛行機内へ、爆弾を外へ、脱出) でもそれだと4話の爆弾処理で着地はどうしたんでしょうね? 久世戦、爆弾とともに外へ、爆弾を海へ、で使い切っているのでは・・・
今回、画面の外で既に何度か使ってて使用限度は4回以上なのかな。
葵と葛の二人で飛行機に、っていうのは1話を思い出しますね。
あの時はバラバラでどうにかこうにかオッサンの持ってきた任務に取り組んでいた4人が、自分達の意思で超兵器に立ち向かうことになったわけですな・・・。
正しいかどうかなんてわからない、歴史を変えられたのかどうかもわからないけれど、それでも必死に力を尽くした彼らはきっと間違っていない。
・・・そもそも、静音さんがあのタイミングで関東軍の会議室に乱入しなかったら満州事変は勝手に立ち消えになっていたはずですよね、箸倒しで(笑)。本当、何が物事を悪化させるかなんてわかりません。
若は核兵器を『能力』に、恐怖を『制約』に例えた。
核で歴史を思い通りに変えるなんて、きっと傲慢。なら、能力者が歴史を思うままにできるなんていうのもきっとおかしいはずだから。
せめて希望の欠片を残せたと、信じるだけ。「前の失敗に懲りたかのように」という雪菜の形容が正しければ、変化が在るということなのでしょうか。
結局のところ彼ら4人には、形の有る物は何一つ残らなかったわけですよねー。
見せたのは、実在しない幻の光景。空の彼方へ消したのは、本来あるはずのない兵器。
普通は『証拠品』である写真も、彼らの姿を映したそれは、事実と異なる貼りあわせ。
それを見つけた雪菜の耳に聞こえた懐かしいヴァイオリンの音色。しかし、それをかき消す軍歌の音と、人々の歓声・・・ラストシーン苦いなぁ・・・覚悟はしてましたけど。
でも「自分に耳があるのを呪いたくなる(風蘭談)」あの音を演奏してる本人は何故平気なのか、顔あんなに近いのに。そして、頭抱えてた棗に対して呆然で済んでいたお嬢様は鈍感なのか?(色々台無しなので黙れ)
そういえば2年後のナレーションが雪菜になっていたということは、静音さんは望みどおり『預言者』より解放されたのでしょうね。どうしているのかはわかりませんが。
表向きには(と言ってもそもそも隠れた存在なのですが)葵が連れ去った時から行方不明のはずですが、でも桜井のオッサンは軍の人間だったわけで。居場所は知られていたわけか。
でも、記憶を消されたことで『預言』を授かる方法も忘れ、次代の指名もできなくなったってことかな。
葛も雪菜も戸籍上死んだことになってそうだし、どうやって生活してたんだろうなぁ・・・特に従者もいなくなったお嬢様。生活には困ってなさそうでしたけど・・・能力を活かして占い師とか?(笑)
葛はできることなら軍・・・・なのかな。上の汚いやり口は諸々見てしまったわけですが。葵はとりあえず生きてるだろうな、ってことくらい。
そんなわけで、そろそろ締めに入ります。
満州事変あたりから、歴史変革ものとして俄然楽しくなってきた作品でしたね。できることなら2クールでじっくり描いてほしかったなー、と思います。もっと色々見たかった・・・
超能力を駆使した軽快なスパイアクションを期待していた人には物足りなかったかもしれないですけど。確かに、そっちの展開も見てみたかった気もしますし。もう1クールあればそっちも?(欲張りすぎ)
でも0話、7話(WEB配信)、『阿片窟の悪魔』、14話とテレビ未放送エピソードが多いですね・・・
ともかく、楽しかったです。いや、正直こんなに楽しみになるなんて、ってくらいでした(褒め言葉)。お嬢様かわいいー(最後にソレか)。
・・・ちなみに、以下のようなssを書いてたりしたので一応リンクを。
・拝啓 兄上様 (前編) (後編)
・純白の光は血の紅に溶けて
それでは、まだ色々あるようですが、スタッフの皆様素敵な作品をありがとうございましたー!![]()
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約束(ナイトレイド盤)
ぜひ2クールもやってほしいです。
> ぜひ2クールもやってほしいです。
コメントありがとうございます。
そうですね。あの後、彼らがどうしたのか。私たちの歴史通りに戦争は起こってしまったのか。そういった話が作れそうですよねー。
『ナイトレイド』は地味な作品扱いをされているようで、もっと評価されると良いなーと思います。