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閃光のナイトレイド_第12話『夜襲』感想 / テレビアニメ

  

一言結論:誰も彼も準備不足。でも、やるしかない。時代は待ってはくれないのだから

 ネタバレありますので、以下は続きから。


 風蘭との賑やかな再会、静かな決戦前夜を経てついに最後の戦いの幕が上がる。そんな回。
 しかし、敵も味方も準備が万全とは言いがたいですな。桜井のオッサンがいなくなって予測頼みで動くことを余儀なくされた元桜井機関の3人はともかくとして、若の陣営まで。
 まだ爆弾も完成してないのに5時間後の投下を予告って・・・・若、そのスケジュールは綱渡り過ぎますっ! 実行以前に立案の段階で思い直してください!(笑)

 やはり多少未来が見えたところで、人間では時の流れには勝てないということなのですかねー。時間は皆に等しく流れて、誰か都合で待ってくれるようなものではない。
 あちこちガタガタだからこそ、強引に勢いで突っ切ろうとしているようにさえ見えます。傍からは(笑)。
 冒頭のナレーションの「総力をあげた突貫工事」というおもしろい言葉にも通じるものがあるような・・・

 でも核兵器が未完成なのはむしろ納得でしたけど。あれは国をあげてやっと実現するクラスのものですよねー。いくら『預言』があっても市ノ瀬が優秀でも、既に完成済はちょっと強引かな・・・っていうのが正直な感想でした。まあ、完成する公算みたいですけど。

 それ以外にも、若の計画にはつまずきかねない石がいくつも転がっている印象です。どうにも不揃い。市ノ瀬の科学馬鹿っぷりはもはや些細な問題(笑)。
 爆弾の投下には納得できない葛、「とわの加護」と上機嫌な高千穂に対して物憂げな静音さん、協力姿勢が全然本気に見えない桜井(『根無し草』という単語にも裏がありそうに思えます)。

 前の二人は情で、最後の一人は利害で葵らの味方になってくれそうな・・・特に葛には3人と協力してほしいですね。風蘭の言うとおり、今はまさに画竜点睛を欠いている状態ですもの。
 葵と雪菜が夜に語らうシーンでは、「前に星を見た時は、葛がいたんだよな・・・」なんて思い出したりしました。
 桜井機関は実質解散で、風蘭の勘ぐったような関係でもないけれど、それでも葵と雪菜、それに棗は『友達』。だからきっと、葛にだってまだつながりはある。少なくとも葵はそう思っているのだし、あとは本人がそれを望めば帰ってこれるはずなのだけれど・・・。
 葛だけ不在の集合写真は嫌な伏線でないといいなぁ・・・裏切りの罪滅ぼしのため我が身を犠牲に、とかやりそうな性格ですから。

 それから、静音さんの服に「おおっ」と思いました。今までがずっと洋装だったので。でもそこにバイオリンケースを携帯するところにまた、不揃い感が漂います。
 もう一方の女性キャラ、雪菜お嬢様はそれと対照的な服。主に黒、男装とも思える装い(スカートだと動きづらいと判断したのでしょう)がまた良いですなぁ・・・。
 そういえば、桜井についてきた壱師は最終話に台詞があったりするのでしょうか? 実は桜井すら凌駕する真の黒幕とかだったらおもしろいかも(次週で終われない、それ)

 さて、次回が最終回。
 予告によると『大団円』だそうですが、それは皆の生存を指しているのかどうかは不明で(能力が限られる棗も危ない・・・)。やはり不安が残ります。サブタイも微妙に怖いものがあるような・・・
 生き延びたとしても、後に辛い時代がくることに変わりはないですし(高千穂の行動で未来は変わっているのかなー?)。
 まあ、ドキドキしながら見ることにします。それではー。




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