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閃光のナイトレイド_第1話『救出行』感想 / テレビアニメ

   

一言結論:彼ら超能力者なれど、超人にはあらず

 ネタバレありますので、以下は続きから。




 すんごく遅くなりましたが、今期アニメで感想を書く作品をやっと決めました。
 で、既に2話まで放送されてますが1話の感想を簡潔に。

 国家の裏の仕事を請け負うスパイ集団、しかも全員が超能力者!
 これだけ聞くと「何かもう、敵とかいなくね?(無駄に現代的)」って感じですが、実際は全然そんなこと無かったわけで。
 まず、能力には制限有り。
 行使可能な時間や範囲が限られている、という能力的な制限だけではなく。「君ら、国家機密だから人目を極力避けてね」という上の都合もかなり重いです。
 何せ、能力を見られたかもしれない、だけで軍閥全体を潰しにかかるとか上司はかなり本気です。

 国の秘密のためなら糸目をつけず殺します、てな姿勢を隠そうともしていない。機関の方針に異論を持った時点でメンバーでも監視がつきそうな勢いですよ。
 桜井のオッサンも諜報機関の長にしては堅物っぽくないなーと思ったら食えない食えない。葵と笑いあってるシーンなんて両者とも目が笑ってないに違いない(笑)。
 このへんには1930年代という時代の影響もあるのでしょうね。まあ国と国との関係は、いつの時代だって熾烈なせめぎあいが行われているのでしょうけど・・・争いの形が違うだけで。

 そんな感じで、組織上部には人間的な温情なんかは期待出来そうにない。敵だって同じ時代に生きてる以上、無論死に物狂いで向かってくる。
 となると、もはや信頼できるのは仲間だけ・・・となるのですが・・・そこも空振り。

 たった四人のチームだというのに互いのフォローもうまくいかないし、考え方もバラバラ。だって初仕事だもの経験不足は否めないよ、と来ましたよ。
 葵は何か軽いし、葛は能力使うのは気が進まないみたいだし、雪菜はちょっとドジっ子っぽいし(笑)、棗は何を考えてるのかわからない。・・・もうこれ、チームワーク以前のような気もしますが・・・

 プロフェッショナルがスマートに任務をこなす!みたいなイメージ完全崩壊です(笑)。安心感ゼロの、むしろ不安が募るスタートでした。
 先行きが不安なのは、時代に合っていると言えるかもしれませんな。

 さて、食えない上司、不安定な時代、息の合わない仲間達、不完全な能力、と不足ばかりが目立つ桜井機関。
 超能力者が四人も雁首揃えてたった一人の救出すらままならない(彼らのせいだけでは無いのですが)。
 さて、彼らは最後にどこへ辿りつくのでしょうな。時代の波に呑まれて消えるのは既に決まった定めとしても、その前に何を為すのか。
 これで大勢の人間を救えたりするとカッコイイのですが・・・彼らには彼らの個人的な事情もあるようで。

 ともかく先を楽しみに見て行こうと思います。2話感想も、3話の前にあげたいなー。
 そんなところで終わります。それではー。




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1. ◎閃光のナイトレイド第1話「救出行」  [ ぺろぺろキャンディー ]   2010年07月15日 14:56
アニメのチカラの第二段はじまった。いきなり、中国語ではじまる。副音声にもしてないのに字幕読まされると思わなかった。そして、多分へたくそな中国語なんだろうなと思う。そして...
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