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はなまる幼稚園_第8話『はなまるなさかなやさん』『はなまるなライバル』感想 / テレビアニメ

  

一言結論:なまじ良い子だけに、願いを押し殺してしまうことも

 ネタバレありますので、以下は続きから。




 今回は前半が葵ちゃん、後半は雛菊ちゃんのお話でした。
 庶民の子と極道の子。元気娘とお嬢様。
 対照的にも見える二人ですが、お父さんのことが大好きな良い子だという点は同じで。
 お父さんの方も、もちろん娘を大切に思っている。
 そういうところは、いいなーと思いました。

 まずは前半のエピソード。
 夏休みどこにも連れていってもらえなかったのに働く両親を尊敬している葵ちゃんがとってもいい子で印象的でした。
 でも実は、両親に魚屋を手伝わせてもらえないことを不満に思っていて。
 家の中で一人ぼっち葵ちゃんの様子からして、彼女が寂しさを感じているのは明らか。
 この子がお手伝いに強い意欲を見せるのは、両親と一緒に過ごしたいからだったのだろうなぁ。

 父親からすれば、幼いからこそ自由に遊ばせてあげたかったようですが、幼子ほど親を慕う気持ちは強いはず。
 でもお父さん達が葵ちゃんの本音に気付けなかった原因の一つは、彼女が良い子すぎて正直な気持ちを言えてなかったからなのではないかと思います。
 きっと「一緒にいたい、なんて我侭は言っちゃダメなんだ・・・」みたいな感じで我慢していたんじゃないかなーと。
 けれど、今回の一件でお父さんも感じるところがあったのか、家族での外出を考えたようで。めでたしめでたしというところですね。

 そして、後半エピソード。
 つっちー先生に恋をした極道のお嬢様、雛菊ちゃんがご登場。
 山本先生のパーフェクトぶりに、潔く諦めようとした雛菊ちゃんもまた、物分りいい『良い子』だと思います。
 強面の人たちにも平気で「素人さんにすごんではいけません」と注意できるのはよくできたお子さんですよねー。ひーちゃんと比べると大分普通に見えますが(笑)。

 で、そんな雛菊ちゃんを引き止めたのが杏ちゃん。
 前半エピソードで、葵ちゃんがやりたいことができるよう手伝ってあげたのもこの子(と、桜ママの親子)でした。
 いつも思いのままに突っ走る杏の行動を思うと、今回の言動にも納得がいきます。

 それから雛菊パパである組長さんも、顔は迫力ありますが(笑)娘に甘甘なご様子。
 つっちー先生を追いかける、なんてことを許す辺りいい人なんでしょうねー。ほらマンガ等に出てくる親馬鹿オヤジには極端なヒトがいますから(『瀬戸の花嫁』とか・・・)。
 そういう手合いだったら「お前達、娘につく悪い虫を東京湾に沈めてこい(ひそひそ)」みたいな感じで死んでたかもしれんぞ、つっちー先生(笑)。

 今週は両方ともお父さんと娘のお話だったのですが、杏パパの出番は全く無かったですねー。原作でも影の薄い人なのか、終盤のエピソードの為に温存しているのか・・・(どんな展開だそれは)。
 まあ、この家でパパさん出すと桜ママも当然出てきて、そうなると彼女の勢いに負けて活躍できない・・・とか?

 それはともかく、この辺で今回の感想は終わりです。
 それではー。





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