主人公を丸っきり放り出して(笑)語られる、シャークマン兄弟の過去の因縁。そして現在。
　タイトルから実際に戦うのかと思ってましたがそんなことはなく。
　でもこれ、バトルになってたら博士どうなってたんでしょう･･･。天才キャラのお約束ということで、運動神経ゼロだったりするんだろうか･･･
　そ、そんな博士は正直見たく無い･･･。自分、クズノハさんほど惚れ込んでないからイメージ崩れてしまう。

　で、この兄弟の因縁は母親がらみ。うむ、王道ですね。
　ノエルは兄に憧れていたけど、16歳での母の死をきっかけに負の感情が表に出るようになって、嫉妬や憎しみを覚えるようになった。
　そんな状況に疲れて言いなりになって･･･そして脳移植、という流れなんでしょうか。
　しかし、博士は苦労一人占めで切ない。お母さんは理解してくれてたけど、亡くなってしまわれたし･･･
　ザクロを遺してくれましたけど･･･あやつに変わりはどう考えてもムリですよねー(笑)。戦闘力重視の設計なんですか母様？
　というか、ザクロ誕生秘話が見られたのがうれしかったです。時間が無いからって細かいエピソードも省かずに描いてくれるその姿勢に感謝。
　Webで読めるのはあと何回くらいまでなんでしょう。正直、もう今の時期にはなくなってると思ってました。

　話を戻しますが、博士のいい人振りが想像の遥か上を行ってました。
　ノエルのつらさもわかる、わかるけど･･･仲直りしてほしいなぁ･･･。彼は憎しみに我を忘れないだけの恋人や友人に恵まれているのだから。
　博士も近隣の2名から多大な愛情を注がれてますけど･･･今のあの人はそれを享受できないんですもの。「愛される価値などない」ってことは。
　それだと、博士はザクロやクズノハさんの愛に気付いててスルーしてるのかなあ。てっきりクール過ぎてわかってないんだと思っていたのですが(笑)。

　この流れだと、脳移植も絶対理由があると思うんですよねー。憎まれ役をかってでるのが基本姿勢みたいだから。
　その辺はクズノハさんや文字郎ならノエルに伝えられそうですが･･･
　うーん、クズノハさんの博士への感情は、意外と重要なのかもしれないと初めて思いました。
　愛を受け入れられない男を一途に愛す女、って純愛ドラマかみたいじゃないですか。今までの行動がひたすらギャグだったから、てっきり美形に参ってるだけかと思ったのに(酷)。
　ノエルに亡き母の姿を見ているとか、ザクロよりよっぽど深いところまで理解してるし。
　基本、頭はいい人なんですよねー、博士が絡むとちょっと残念になるだけで(笑)。

　それと母様ですが。前話の写真だけでなく今回も描かれないとなると、お顔を見る機会はないのかなー。見たかったなーノエルにそっくりなその顔。
　そういえば無ハイライトでブラック一色の博士とノエルは瞳の色が違うんですよね。
　でも、母様のカプチーノを飲んでる若博士は目に光が！？　まだ希望があった時期だから、なのかな･･･？
　若いといえば、ヤングフェリアさんはどこからラーメン出してるんですか！？　傘とカバンで両手ふさがってるのに！？(笑)

　あと気になったのは、現在24歳のダイダロスが13歳のこの時は現在より11年前で。
　サンクルスでは、テラからのウイルスで島民の多くが亡くなってる頃。そのへんには何か繋がりがあるのでしょうか･･･？
　ここで呼び出された先に待っているのが、以前のエピソード･･･？

　お父さん――ラファエル主任が諸々の鍵を握ってるんでしょうなー。謎も因縁も、全ての元凶っぽいです。
　ここ最近を見ていると、博士も文字郎もラスボス候補からは外してよさそうですし。
　まあ、この人が現在も生きてるかどうかがわからないところですけど。
　そもそも『主任』ってもっと上がいるっぽいのが気になります。現在のテラはミカエル博士に統治されている(ダイダロス談)とのことですが･･･？
　そこんところも、次回以降のマリア誕生についてのエピソードが解答をくれるのかなー？

　次はやっとリュークの見せ場、かと思いましたが『マリア☆ジ･オリジナル!!』ということで丸々過去話みたいですね。あれー？
　今回の主人公、オタオタして人質になってバカップルに脱力してただけだー(笑)。
　ラストに文字郎に啖呵切ってヒロイン救出に駆け出してはいますが･･･兄弟の過去の因縁の前にはインパクトが弱い･･･
　フラッシュバックするマリアの記憶がちらっと見えましたが、テラ・シャークマン(多分)が意外でした。
　何か気さくなあんちゃんぽいですね、スマイリーですね？　博士に遺伝してるのカクカクのアホ毛だけに見える･･･(笑)
　それから、ミノル『君』ー？　カナメはアレックスと全然似てないですね、何度見ても。
　あー、次回が気になるなーというところで終わろうと思うのですが、最後に。

　ノエルは兄を許してほしいし、博士には自分を責めないでほしいと思います。
　母様の「とても幸せだわ」って言葉には一片の嘘も無いはず。
　上の息子は優秀で家族思いで。心優しく兄さん大好きな下の息子が傍にいてくれて。
　そんな二人が自分たち夫婦に生き写しって････幸せに決まってますよ絶対･･･
　悲しむことがあるとするなら、そんな大好きな家族と早くお別れしなきゃいけないことと、兄弟が仲違いしてること。
　だから、二人には互いの本当の気持ちを打ち明けて和解してほしいです。
　ロリマリアにかまけてた親父は、月色の塔の廊下に正座でいいと思いますが(笑)。

　そんな感じで今回の感想は終わりです。
　あー、次回も楽しみだなー。
　それではー。　


海の大陸NOA 1 (1) (コミックボンボン)
海の大陸NOA 2 (2) (コミックボンボン)
海の大陸NOA 3 (3) (コミックボンボン)
海の大陸NOA+ 1 (1) (講談社コミックスボンボン)
海の大陸NOA+ 2 (2) (講談社コミックスボンボン)
海の大陸NOA+ 3 (3) (講談社コミックスボンボン)
海の大陸NOA ×(カケル)(1) MiChao!KC (KCデラックス)
海の大陸NOA ×(カケル)(2) MiChao!KC (KCデラックス)