東京マグニチュード8.0_第10話『おねえちゃん、あのね』感想 / テレビアニメ
一言結論:つながったんじゃなく、初めからつながっていた。途中を『無かったこと』にしようとするから途切れて見えただけのこと
ネタバレありなので、以下は続きから。
悠貴くんの生死に決着。両親の消息についてもわかったりと、収束の回。
光を反射して真っ白に輝く悠貴くんは、そのまま消えてしまいそうに見えました。そんなことはなかったけれど、儚いことに変わりはなくて。
不自然に現れては消えるこの子の姿に、未来の涙。
ラストのその言葉を聞くまでに、見てる方はおおよそ気付いてしまっている。だから、それまでの一つ一つが余計に悲しい。
もう果たせない一家四人でのお出かけの約束。大きく書かれた『未来』の文字。家族の思い出の橋の絵。お姉ちゃんが描いてくれたカエルの絵を落書きした机。
未来だけじゃなく、見てる方も泣きたいですよ。目がうるみっぱなしでしたよ・・・
コアラのマーチのポスター絵を見てるだけで心が痛い。
それにしても、未来は悠貴が橋を見たかったことは知ってるけど理由には気付いてないだろうなぁと思ったら、友達の口から知らされるとは。
シナリオに抜かりなし。これは逆算でエピソードを組み立ててるなぁ・・・初めから決まってたんだなぁ・・・
両親に今回会えなかったのは、その前に未来に気付かせるため・・・だといいんですけど・・・
もう、誰が死んでもおかしくないからなー。
半壊の家くらいなら、崩壊させるほどの余震があるみたいだし。まだ不安。
二次、三次災害にだって人を殺せるだけの力がある。
でも危険とわかっていても、家に戻りたくなる場合ってありますよね・・・。着の身着のまま逃げてたら、荷物取りに帰る方が普通だろうし。
そういえば家族との再会優先で通り過ぎたけど、未来の家は大丈夫だったのかな?
そして『悠貴』くん。
未来が知らないことを悠貴は言わない。ってことは、幽霊とかじゃなかったんですね。
自分の真実を告げようとするということは、未来はわかってたんでしょうね。少なくとも、前回からは。
ただ、認めたくなかった。信じたくなかった。
だから、幻想を作り出して。でも、変えようも無い現実の前にそれはじょじょに崩れていく、と。
悠貴くんを探しているところなのに「私たちも行く」とか言い出して。イツキくんは、ちょっとこの「ケータイ星人」が怖かったかもしれません(笑)
でも命の恩人だからね、嫌わないであげてほしいなー。ちょっと天国からの電波を受信してただけなんだよー(うまくない)。
あと、病院の廊下で崩れ落ちる真理さんのくだりは本当に夢だったみたいですね。現実は、テント。手術すら、行えなかった?
その辺は、真理さんが次週辺りに解説してくれるのですかね。
真理さんはいないし今の未来はこんな状態だし、次回が不安どころか怖いですが。
北海道の親戚のところにみんなで身を寄せるのは、不可。最悪、家族全員を失った未来の唯一の希望になってしまうってことも。
両親の無事がわかったはずなのに、なんでこんなに不安なんだろう。
とにかく、次回を待つしかないですね。
それではー。
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