前話ラストで倒れた悠貴くん。
　今回のラストでは、また『三人』で歩き出す。
　こう書くと、危機を脱したように思えますが･･･どうなんだろうなぁ、これ･･･
　嫌な予感が拭えない･･･まさか、先週のあの終わりより気になる続きが待っていたとは･･･

　病院の照り返しから始まった白昼夢。永い朝が来るまでに落ちていた夢。
　どちらも夢だったのか。それとも片方だけか。あるいは、両方とも真実の可能性すらある。
　混乱する未来の精神では、時系列や前後の記憶がつながっていなかったとしても不思議ではないですし。
　そうだとしたら、後半の元気になった悠貴くんは･････
　勘ぐり過ぎだといいなぁ･･･

　うろうろ動き回る真理さんに対し、未来は弟のリュックを抱えて座りこむ。
　「悠貴が死ぬわけない」という彼女の理屈は、はっきり言って筋が通ってはいないけれど。
　それでも、今それを否定したところでどうなるものでもないし、そう思いたい気持ちは誰よりわかる。
　だから真理さんは「きっと大丈夫」と励まして。未来もそんな彼女の気遣いは･･･あの時は無理でも、冷静になればわかってくれるでしょう。
　真理さんに言われた「お姉ちゃんでしょ！」の言葉を受けて「お姉ちゃんだから」と口にする未来は、『姉』としての立場を支えにしているように感じて何やら心配です。そういやこの子、携帯いじらなくなりましたねー。

　で、後半のどうにも気になる悠貴くんの描写ですが。可能性は二つあると思います。

A.悠貴くんは無事に回復。見たとおり、再び三人で帰路を歩みだした
B.悠貴くんは亡くなってしまったが、それを受け入れられない未来は幻を見ている

　･･･何卒、Aでお願いします。
　今回の「実は死んでる」的な演出はミスリードで！　今ならまだそういうことにできますから！
　でも、今回どれだけ穏やかなシーンが入っても背筋の寒さが止まらないのは、もう狙ってるとしか。
　否が応でも不安が消えないように作ってますね、そーですね？(落ち着け)

　唐突に始まって終わる夢(仮)が二回も入る。
　三軒茶屋の鎮火の知らせを聞いたのに、沈み込む真理さん。
　三人で手をつないで歩いていたのに、それを止めてしまって。
　今のところ無い、回復した悠貴と真理さんの会話。
　サブタイトル『まっしろな朝』は新しい始まりのイメージを持つ言葉ですが、昨晩までの全てを失うという意味にも取れます。

　うーん、不吉すぎる･･･
　結論は次週以後に持越しなんですが･･･仮に死んでたとして、来週どころか「家まで連れてく」と約束した以上、うちにたどり着くまで未来は悠貴と歩く気なんだろうなー･･･
　現実を受け入れられない、ということで思い出すのは学校の避難所にいたおばあさん。
　ちょうど同じ回に、母親を亡くした未来のクラスメイトが登場していたっていうのがまた･･･

　第1話冒頭の未来のシーンは、今後実現してしまうんでしょうか･･･
　何かもう、両親と真理さんも危ない気がしてきましたよ。
　姉弟二人で親元へ無事帰り着いて、北海道のおじいちゃん家(だったと思う)に引っ越して･･･それなら東京壊滅してもハッピーエンドは可能かな？という淡い希望が急速に揺らいできたような。
　いや、悠貴くん生きてるかもしれないですし、これ以上の想像は止めておきます。

　次回、真理さんの家族の話かな？　それもあるけど、とにかく悠貴が気になるのですが。
　ともかく、来週を待ちますか･･･
　それではー。



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