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宙のまにまに_第5話『言葉の星』感想 / テレビアニメ

 

一言結論:非オタク熱中少女の活動記


 ネタバレありなので、以下は続きから。



 海岸にて、文芸部と天文部による文化部コンボが炸裂!
 フーミン会長の平手、朔ちゃんの頭突き(?)、美星のドロップキックに、姫ちゃん無双・・・強引なナンパの代償としてはかなり強烈ですね。
 というか、女性陣が強いな・・・朔ちゃんは自爆だし。
 そういえば、会長が気にしてたのは朔ちゃんよりもむしろ美星だったようですねー。今回の一件でまた変わったのかもしれませんが。
 えーと、そんな話が今回のメインではなくて。

 前からこの作品について「ギャルゲーの雰囲気が無い」とか「少女マンガっぽい」とか書いていましたが、その演出の意図に今回でひとつ思い当たりました。
 作り手側はもしかして、所謂『オタク』とは少し違う美星の姿を描こうとしているのではないか、と。
 そんな風に思ったのです。
 あれだけ大の星好きである美星は、充分『星オタク』と呼べる存在。なのに彼女は、あんまり『オタク』っぽくない気がします。
 美少女(見た目かよ・・・)だとか持ち前のアクティブさとか、理由は一つではないと思うのですが・・・今回明らかにされた彼女の考え方がすごくしっくり来まして。
 具体的には「みんなでのがんばろーは大好き(意訳)」というセリフのところです。

 この発想は、オタク(以後カッコ取りますね。面倒なので)っぽくないなーと思いました。
 なんていうか、オタクの第一の目的は「自分が楽しむこと」ではないかと思うのです。
 同じ趣味の仲間と語り合ったりコミュニケーションを取るのも楽しいのですが、それは次の第二段階というか・・・
 まず楽しんで、それから語り合うって感じですよね。時系列的にも。
 でも、美星が第一に目指すのは「みんなで楽しむこと」。
 部という形式にこだわったのも、それと無関係ではなかった。自分達以外の人(後輩)に、楽しめる場所を残しておきたかったと言ってましたし。

 初めに言っておきますが、別に「オタクってのはコミュニケーションが取れなくて・・・」とか非難するつもりは全くありませんよー。
 両者の違いは、スポーツで言えば個人競技と団体競技みたいなものだと思います。マラソンより駅伝の方が優れているとか無いです。
 それに、美星は何やら家庭の事情を抱えているらしい描写もありますし。
 彼女が「みんなで」ということを重要視するのは、そのへんのトラウマのせいかもしれません。単純な美点かどうかはまだ不明です。
 まあ人付き合いをおっくうがらないっていうのはいいことだと思いますが。むしろそのスキルは羨ましい・・・移植してほしいくらい(笑)

 要するに「みんなで頑張る」「みんなに(星の素晴らしさを)わかってほしい」ということに重きをおいている辺りが、彼女をオタクっぽくないと思った原因ではないかという話です。
 むしろオタクのマナーは「(特に一般人には)自分の趣味は押しつけない」って方向ですからね。
 まあそれは「引かれるからやめておけ」って理屈で。それも間違っていないと思うのですが・・・消極的といえばそうかもしれない。
 でも、今回の美星や朔ちゃん・・・っていうか天文部は違ったわけです。
 フーミン会長(この呼び名自分の中で定着したなぁ・・・)や文芸部といった「興味の無い人」に星の楽しさをわかってもらおうと考えて。
 読書家の皆さんにとって馴染み深い神話を掛け橋に、見事自分達のフィールドに引き込んだわけです。・・・・なんか微妙に聞こえが悪い言い方に・・・あれ?(笑)

 ギャルゲーでもおかしくない要素が溢れているのに、それとは異なる雰囲気を作っているのも、この美星の姿勢故かと思ったのです。
 美星が非オタク路線なのに、作品がいかにもオタク向けなギャルゲー世界っていうのは何か違うだろ(笑)、と。
 そういう意図が有ったんじゃないかなーという仮説を立ててみました。

 それに、天文部の活動もマニア向けになりすぎてないと思うのです。
 プラネタリウムとか一年生が進行役とか、写真部・・・・じゃなくて、初心者でもついていけるくらいにとどめている。
 キャッチボールの時の「アルタイル」とか観測した天の川や夏の大三角も、教科書に載ってる超有名どころです。
 この辺も、広く(みんなで)楽しめるってスタイルを表しているのではないかなーと。


 以下、アニメ感想からちょっと離れた書き手の語り。興味ない方はここでバックで。
 一旦締めまーす。それではー。

 

 今回を見て、美星の姿勢は見習うべきかなーと思いました。
 私も含め、オタクはもう少し理解してもらえるよう努力するべきなのかも・・・と。
 オタク人口の多さも世間に知れて。それだけでなく、ジブリアニメが認められたりと実績もできた。
 一蹴されて終わらないだけの力がついてきた気がします。そろそろ、一般人にも理解してもらえるように頑張ってみてもいいのかもなぁ・・・なんて。
 それが達成されれば、犯罪者がアニメ・ゲーム好きだってことで騒がれたりしなくなる・・・・と、思う。
 これがサッカーのサポーターだとニュースにならないし、推理小説のファンでも「規制しろー」とか声はあがらないし(表現の自由とかの問題も有りますけど)。
 一般人にとってのオタクが『得体の知れない人種』だから、事件が起こるたびにやいやい言われるわけで。
 ちゃんと分かり合えてれば、そういうこともなくなるんじゃないかな・・・・。少なくとも、減るとは思う・・・

 じゃあ具体的に何したらいいかっていうと・・・・難しいな・・・(頼りない)
 うーん、マニア向けすぎるサイトだけでなく、一般人でも楽しめるところもいくつか押さえておく・・・・とか?
 ロリとか獣耳とかBLだけじゃなく、巨乳とか水着とか白い歯とかソフトなあたりを勧めてみるなんてどうでしょう?(なんで男性向けの例えの方が楽に思いつくんだ私)
 今回を見て、そんなことを思いました。
 はい、こんどこそ終わりです。お付合いいただいた方、ありがとうございました。それではー。



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1. 宙のまにまに 第5話『言葉の星』  [ 心のおもむくままに-光と闇の交錯地- ]   2009年08月07日 17:45
 第5話『言葉の星』38人分のしおりを全て手書きで仕上げた部長は名誉の戦死…じゃなくてダウン…結局本番は役立たず(笑)でもまぁ、今回はよく頑張ったよ部長…コピーもとらず同じ内容を全て手書きだなんて、考えただけでも怖ろしいΣ( ̄ロ ̄lll)それにしても…会...
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