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宇宙をかける少女_第16話『わだかまる宇宙』感想 / テレビアニメ

     

一言結論:バラバラのヒロイン3人、涙を零したのは2人

 ネタバレありなので、以下は続きから。

 



 ニーナ課長と理事長が再会、そこに加わるエミリオ先生+生徒会4人。
 状況の不自然さに感づいたフリオ筆頭の学園組。
 無事な長女・風音、ネルヴァリストの支配下の次女・高嶺。
 そして敵側についたナミと、その前に姿を現す若く美形なネルヴァルその人。
 サブキャラ達の立ち位置が更にはっきりしていく中、主人公チームはとばされた上に空中分解・・・

 今回最初のインパクトは、生徒会の初活躍。
 モブキャラとは一線を画す外見のわりに目立てなかったせいで、どうにも見掛け倒しっぽい印象が付いてしまった彼らの面目躍如。
 ナビ人の晶、便利薔薇のユーリ、消去法で紅一点ゲットの白夜、それぞれの特徴を見せてくれました。
 それにしても、胸部を思いっきり貫かれた晶には一瞬ビックリしました。
 でもあの人型ボディの構成はどうなっているのでしょう。メカっぽくはなかったような。
 そして、晶が乗り換えたのはイモちゃんのメイドロイド? それとも同タイプの別物?

 そして擬人化の前に、若返り且つ美形カスタマイズという大工程を入れてくるネルヴァル。
 そりゃあナミも「自分を偽ってる」とツッコむというものです。もはや原型とどめてないわー。
 まあそんな冗談はさておき、彼女は思うままに行動する=自分を偽ってない己を正当化したいのでしょう。
 三女だったら「しょうがないでしょ」で済ませるだろう箇所に、ちゃんと理屈を組み上げて来るのがこの四女ならではでないかと。

 でも「世界なんて一晩で変わる」と言いながら、彼女の本質は全く変わっていないのですが。
 秋葉という選択肢が潰れたかわりに、今度は高嶺を見下して優越感に浸る。
 力をくれた張本人に対してもえらく居丈高。「責任は取らないわよ」と調子に乗ってますなぁ。
 でもネルヴァルの胡散臭さはそれをはるかに凌駕しております。
 「ナミぃ」って、名前を呼ぶだけで含み有りすぎ。流石は銀河万丈氏、演技の引き出しがこんなところにまで・・・!

 そんなナミの離反などをきっかけに、割れるヒロイントリオ。
 ここでの三者の言い分はというと。
 「アレイダは神楽じゃない。(情報諸々を)教える必要はない」と頑なな態度のほのか。
 そんな彼女の姿勢を「知っていることを教えておいてくれたなら、こんなことにはならなかったのに!」と責めるいつきは、仲裁を試みた秋葉にも「あなたはいつも考え無しで勝手に行動する! 周りはいい迷惑だ!」と食ってかかる。
 これに売り言葉に買い言葉とばかりに秋葉も「(いつきは)いつも自分のことばっかりだ、家族を攫われているなら妹を連れ去られた自分の気持ちがわかるはずだ!」と反論。

 割って入るつつじとベンケイが即時撤退するほどの険悪な空気。
 だからこそ、台詞途中でシャッター閉まって強制退場には笑いました。でも彼女、ブレインコロニーより空気読めないんだ・・・
 ここでレオパルドコロニー発見により、いったん三人は別行動。個別反省タイムです。

 まずはほのか。この子の言い分が一番身勝手なようですが、彼女も本当は『アレイダ=神楽』の事実はわかっている。ただ、認めたくなかっただけ。
 何より、イモちゃんやウルがいてくれる秋葉やいつきと違って独りで涙するしかないのが辛いところです。
 いつきとの関係修復は秋葉より随分難しくなりそうですが、大丈夫でしょうかね。

 真面目ないつきは「あれでは八つ当たりだ。自分が嫌になる」と自己嫌悪。
 彼女の言ってることは間違ってないし、思いつきではなく前々から感じていたことなんでしょう。感情に任せてぶつけてしまったところは、確かに八つ当たりかもしれないですけど。
 能天気に「いつきちゃんっていつもお仕事のこと忘れてなくてえらいよねー」という秋葉に苛立っていたせいもあるかもしれません。
 いつきはICP(警察)という公人の立場、両親を見つけたいという個人の感情、両方によって行動する人物。公も私も、どちらも捨てるつもりはなく両立を目指している。
 偶然でしょうが先の秋葉の台詞は、その両面を同時攻撃していたわけで。そうなると片方の立場を理由にして逃げることは不可なうえ、双方直撃でダメージ倍増。
 完全に秋葉に言い負かされてしまった彼女は「私、獅子堂さんに何てことを・・・」と泣き崩れてしまうことに。
 これは、発散できただけ良いと見るべきでしょうか。ただ、ほのかとの言い争いの方は猛スピードで過去の出来事にされてしまったような・・・

 最後に主人公の秋葉ですが「喧嘩しちゃうし、もう何にもしたくない・・・」って深刻度が一番薄いような・・・。でも、彼女にしては今までで一番落ち込んでる感じ。
 泣いてはいなかったですが、それはレオパルドが出てきて面白いシーンになってしまったことにも原因があって、決して悩んでないなんてことはないはず。
 ほら、鬱状態でやる気が減退してるのかも。現代っ子だし。
 ・・・これで、いつきへの発言が狙ってたら鬼だ・・・(先週のナミへの「ちょっとアンタ、いい加減にしなさいよ!」とか怒らすと怖いタイプか)

 ここで秋葉だけが泣かなかったのは、ちょっと引っかかるんですよねー。
 なんていうか、彼女はこれからもっと深い深い、どん底まで落とされるのでは・・・・なんて。いや、明確な根拠はないのですが。
 新OPを見ても泣かないキャラではないのは明らかだし、涙は後のイベントの為に温存しているのでは・・・と邪推してしまいます。
 神楽とか獅子堂家とか『宇宙をかける少女』とかまだまだ大半が不明の今、秋葉の足元はいくらでも崩せますからなぁ。
 とりあえず秋葉周りの方々は、身辺にご注意を。特に「カークウッドに帰りましょうね」とか新EDとか、イモちゃんに死亡フラグとも取れる箇所がちらほらと・・・
 あるいは故郷カークウッド崩壊っていうのもありかもしれませんね。コロニーキャラいっぱいいるし、住民の移住先には困らなそうだ。
 
 そういえば、前話までの舞台・地球はいつきの故郷で、彼女は決意を新たにしました。
 現在地・木星はほのか(+レオパルド)の帰還場所。生まれたかどうかはともかく、帰る場所のようです。
 目的地・カークウッドコロニーは秋葉の故郷(地球を『いつきの故郷』と言っていたことからも、彼女にとってあの星は故郷では無いのですね)。
 親しい人が敵に回った秋葉とほのか、彼女たちの戦う理由が問われそうです。

 あと今回は、新OPと新EDの感想箇条書き。まずオープニングから。
 ナミのパートナーはクサンチッペ? 誘ったのネルヴァルなのに・・・。相性悪くないですか?(ナミとうまくやっていける方が稀か)
 そして獅子堂五姉妹で一緒のカットがあるのは対立中の秋葉とナミのみ。そういえば5人が揃ってたのって写真の中だけのような。集結はクライマックスまでお預けなのか。
 むつみさん、いつきよりもいっぱい映ってません? 学園にまた戻るのでしょうか。そんな余裕はなさそうですが。
 イモちゃんがヒロイン(ここでは『男主人公の恋人』という意味で)っぽいー。でもそこはどこだ。何故崖だ。
 ブーゲンビリアとミンタオ。こんなに生き生きする彼女ら最近見ないなぁ。
 
 エンディング。
 秋葉が見つめる人魂は一つ。いつきの前には二つ。ほのかの周りには沢山あるけど、彼女はそれを見ていない。これは何を表しているのでしょうな。
 寂しげな背中合わせのミニキャラ3人の絵から、笑顔で皆が集うラスト一枚へ。
 本編の内容もあって、最後の3人の楽しそうな姿が沁みるなぁ。今回の話から替えてきたのは、この効果を狙ってですか、流石。


 そんなわけでまたも一週遅れぎりぎりになってしまいましたが、この辺で。
 次週サブタイは『友達の輪』って、もう和解? まあ、みんな反省してましたけど。
 ともかく、それではー。
 


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