閃光のナイトレイド_第4話『カメラと包子と野良猫と』感想 / テレビアニメ
一言結論:超能力者としてではなく、人間として
ネタバレありますので、以下は続きから。
スパイの休日。それとも割合からすれば、こちらの方が平日?
前回の超能力同士のバトルから一転、能力要素ゼロで男二人が猫を追いかけて上海を駆け回る。カッコいいBGMでおかしさが割増です(笑)。
・・・それにしても一体何をしているんですか国家公認のスパイー? 前回の爆弾事件でやっと評価が上向きになってきたのにまた・・・「プロだからな」ってアンタら本職は・・・?
記憶操作のクセ毛の方もそう思ったに違いない(笑)。でも彼は何故あの場にいたのやら。
桜井のオッサンは任務外でも二人を監視している、ということなのでしょうか。確かに葵の「中国の未来は中国人が決めるべき」という考えは日本の国益を最優先するものとは言えないのですが。
もしくは彼の独断で(記憶を消せばバレないだろうし)、上とは別の思惑があったりするのでしょうか?
さて、猫の追跡一つとっても水と油な写真館コンビ。
協調性に欠ける、と評価されてもおかしくない彼らですが・・・雪菜お嬢様には意外と高評価。
余裕の無い時代、「一丸となって」とか「一つの志の下に」なんていう言葉が好まれるはずですが・・・そこで価値観の多様さ・個々の独自性を良いものと取れるお嬢様は人の上に立てる器ですな。桜井のオッサンが暗殺されても指導者には困らなさそうです(不穏)。
これは旧華族の教育の賜物? でも女性は家にいる時代だろうから兄の影響なのかなー。これは若の統率力にも期待が持てそうです(何様)。
でも敵の大将と意見が同じっていうのは裏切りフラグっぽいような・・・。もしくは四人全員の造反への布石か?
ま、そのへんは今後を楽しみにしておくとして。
ともかく雪菜お嬢様と、西洋へ留学経験のある葵は当時からすると思考が柔軟。
他方、武人の家柄に生まれ国のために尽くすことを望む葛と、滅私奉公の忠臣・棗は考え方が古いように見えるのですが・・・でも多分こっちの方が時代に即しているのだろうなぁ・・・
それに、悪いことでも無いと思うんですよね。二人とも仕える相手に誠実に尽くしていて、私利私欲で行動しているわけではないですし。
そういう風にチーム内を二分してみると、別の区分けされる葵と葛。
今回、超能力とは無縁の状況でぶつかりあっています。彼らは超能力者以前に、人間として相容れないということですな(笑)。
でも雪菜の言う通り、どっちも有ってそれでいいと思います。今回の話にもあったとおり、考え方が違っても同じ方向を目指せないわけではないのだから。
桜井機関の4人はそういう感じの信頼関係を気付いていけると良いのではないかなー。
色々な考え方が有っていい。この作品はそういう結論なのではないかと、自分は今のところ思うんですよね。
ただそうなると、敵は極端な画一化を推し進める勢力、とかが収まりがよくて。それだと雪菜兄陣営より軍上層部とか桜井のオッサンの方が敵になってしまいそうですが(笑)。
あともう一つ、歴史の流れを考えると敗北が見えてるというか。舞台は上海ですが、これから日本は戦争まっしぐら、「この戦争は正しいのだ。異論は認めない!」って空気になっていくはずですし。
もっとも、桜井機関が歴史の陰に消えていくのは初めから決まっていることですけど。・・・この作品の先を考えると毎度暗い結論に・・・(笑)
以下、今日のお嬢様(コーナー化?)。
男二人がドタバタやっていても、雪菜お嬢様は優雅にお三時。
生活費・・・もとい、潜伏の経費がお嬢様と棗の方が多く支給されてる?(笑) ・・・まあ、写真館はカムフラージュでやってるわけで、赤字経営でもいいはずですが。
それにお嬢様は若に狙われている身ですからねー。住所が割れた前回の家からは移動したのでしょうが、あまり家から出ないでもらう方が桜井のオッサンもガードしやすいでしょう。
これ、多分棗以外にも警護の人員がいると予想してみます。敵側にもサイコメトラーがいる以上、お嬢様を連れて行かれると戦力低下以外にも情報漏えいが心配ですからね。
そして棗に追加された萌え設定に笑いました。猫好きって・・・しかも赤面!(笑)
そんなところで一週遅れとなってしまいましたが今回は終わりです。
実はss書いてたりします。雪菜お嬢様視点で。アメブロの方だけでなくこっちにもあげようかなーと。
それではー。
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