人は何故戦うのか、何のために戦うのか、そんな疑問はずーっと昔からあるわけですが。
　この『川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な戦い』にはどんな意味があるのでしょうね？
　「戦う必然性を感じない」という意味では、他のどんな戦いよりもこの問題について深刻なのかも(笑)。

　まず最初は、

秋の味覚 ＞ 正義のヒーロー ＞ 悪の組織

　こんな図式が浮かんだエピソードでした。
　強いぞ秋の味覚！　ミイラだって血色良好だ！(笑)
　いやもう、それについては本当どういう理屈なんだか･･･さっぱりわかりません。
　カラカラに乾いた状態がベストコンディションなのでしょうか？

　レッドさんに「痩せるまで決闘禁止」を言い渡されて素直に反省するヴァンプ様(一日の大半は料理のこと考えてるみたいなこと言ってましたが･･･今回の最後に)。
　確かにレッドさんと違って(笑)、フロシャイムは仕事ですからね。体調管理も業務のうちなのでしょう。平はバイトしないと食べていけないくらいの報酬のようですが。
　･･･そもそも、福利厚生もそれなりにしっかりしているフロシャイムの収入源って一体･･･？　普通の悪の組織だと麻薬の売買とか密売とかなのでしょうが、この組織がそんな悪いことするはずないし･･･(表現がおかしなことになってます)

　結局、痩せたフロシャイム側に変わって今度はレッドさんが太るというオチでした。
　･････レッドさん唯一の取り柄である戦闘力が損なわれた？！(酷)
　まあ、どんなに隠そうとしたところで一日中家にいたら運動不足でもっと太るので、どの道ばれると思いますよー。

　そういえば秋なんですねー、作品世界的には。
　この間バレンタインで、それから花粉症で、そうめんで･･･あっという間に季節が巡ってるなぁ。
　おそらくサザエさん方式で年は取らないのでしょうが。だって、そのへん正確にやってたらかよ子さんが三十路に････いえ、何でもないです。

　続きまして、いつぞやのカピバラ怪人(作中では3年弱前になるのかな？)が営業にやってきて･･･というお話。
　フロシャイムだけじゃなく、レッドさんにまで商品を･･･。
　ヒーロー向けサービスを提供する怪人が存在するとは、善と悪の戦いがこの世界ではいかに普通なのか示すかのようです。

　悪の組織が世界征服を目指して活動することが、容認あるいは黙認められている世界で。
　報酬も、組織的なサポートも無く、一人で。
　どうしてレッドさんは戦っているのでしょうね。

　ドライブのエピソードを見てもわかるように、決して人格的に優れているわけではない(笑)。むしろ横暴。見返りを求めない、どころか期待外れだと八つ当たりするような人なのに。

　責任感、なのかなー、そこは。「オレは神奈川を守ってる」みたいなことを力強く言ってたことがあったような。
　かよ子さんも、レッドさんが正義の為に戦うことを望んでいるようですし。そのための苦労なら、受け入れるだけの懐の深さはありそう。
　そことは全然別のところでは、デビルねこくんは家庭の苦労を受け止めきれず、毛にまでダメージが及ぶ様子が･･･(笑)

　そんなところで、今回の感想は終わりです。
　それではー。

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