2009年10月10日
天体戦士サンレッド 二期_第1話『FIGHT.27』感想 / テレビアニメ
一言結論:愛すべき弱小軍団(ヒーロー含む)
ネタバレ・・・有るかもしれないので、以下は続きから。
後の展開を左右したりはしないかもしれませんが、初見の楽しみを損なわないために(笑)
帰ってきた『サンレッド』! 二期おめでとうございます。
ヴァンプ様率いるフロシャイムの気の良い面々(ヒーローより先に名前出た)と、チンピラ風味(でも結構お人よし)のレッドさんが相変わらずで和みます。
サブタイトルは通し番号になってますが、新シリーズということでさりげなくキャラクターや世界観の説明を盛り込んでいるのがお見事です。
まず最初。
ヴァンプ様が高らかに世界征服の野望を述べたところで突入する偽オープニング『ウェザースリー』(笑)
それがこれでもかってコテコテのヒーローっぷりで、王道の善と悪の姿を力入れて描いて・・・
合体ロボから画面変わると、いつもの空気です(笑)。決戦の舞台はやっぱり公園。
バトルスーツ誰も着てないダレまくりのヒーローに怪人からツッコミが入るという・・・そのくせ強くて怪人ボコボコにしあげくに正座させるんだからなー。スタンガンとか使ってましたけど(笑)
っていうのが、ヴァンプ様の回想。「がむしゃらだった」とか「レッドがタチが悪かった頃」とか言ってますが、あまり変わってない気が・・・
そんな感じで、作品世界の雰囲気の説明完了。
次いで、フロシャイム川崎支部に来訪者が?というエピソード。
気難しい上司に目をつけられないよう怪人軍団みんなで大掃除。ヒーローとの「対決なんか」電話でキャンセルしようとしたはずが・・・
レッド宅(正しくはかよ子さんの家)を訪問して、上司の前ということで「良い勝負」をお願いするヴァンプ様にぶち切れるレッドさん。
悪の組織と正義のヒーロー、両者揃って社会的立場が低い。ここが、この作品では外せないポイントだと思います。
中間管理職のヴァンプ様に、彼女に養われているレッドさん。
どちらも生活費をくれる(ヴァンプ様の方は労働の報酬としてもらっているわけですが)には頭が上がらない。そのへん、似た者同士なんですよね。
だから、両方とも上に逆らえず振り回されて終わる、という結末。
上司の訪問がドタキャンになって揃って公園でお弁当を食べる、と。レッドさんがバトルスーツなのは、かよ子さんの強烈なプッシュがあった結果でしょうし。
善と悪の戦い。敗者は悪ではなく、弱者。正義も悪も関係無しです(笑)
更に次。
そんなオトナの事情とは無縁のアニマルソルジャー。
老眼鏡して帳簿づけ中のヴァンプ様に無邪気におねだりして、レッド抹殺に出発! しかし、いじめっ子に遭遇して散々なめに。
子ども(実年齢はともかく)の社会にだって、強者と弱者は存在するんですよ。
そして、フロシャイムはここでも後者なのです(笑)。Pちゃん改は子ども相手にも容赦ないですが(笑)。
そして、レッドとかよ子さんのエピソード。
かよ子さんにご飯をご馳走するレッドに、一期からの視聴者呆然(笑)。
でも、その理由が「パチンコに勝ったから」で、しかもそのパチンコ代はかよ子さんの稼ぎ。
新しい視聴者に、重要なキャラ設定「レッドは無職」を印象付けてくれました。
ラスト、フロシャイム川崎支部の厳しい掟それは!
ビールは、すなわち発泡酒!
いろいろキビシイんですよねー・・・・わかるわかる。
そんな感じで、普通この手の話は「強さ」を描くものなんですが、この作品ではむしろ「弱さ」(実はフロシャイムの連中もそこいらのチンピラより断然強いんですが・・・社会的には一般人クラス)を全面に押している。
でも別に辛く悲しい我慢の物語ってわけでないんですよねー。そんな雰囲気は全く無い。
視聴者がキャラたちに抱くのは、応援よりもむしろ共感や親近感の方が多そう。
それが成立するっていうのがすごいと思います。
雰囲気そのままでうれしかったですね。
オープニングとエンディングもすごくいいです。個人的には両方とも今回の方が好きかな。
前OPは一貫してみんなかっこよく(実際以上に)してたけど、新しい方はちゃんと本来の姿も出てるし。EDもしみじみする感じがいいです。
一週遅れぎりぎりになりましたが、どうにか間に合いました。
では、今日はこのへんで。それではー。
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溝の口Forever
ヴァンプ様率いるフロシャイムの気の良い面々(ヒーローより先に名前出た)と、チンピラ風味(でも結構お人よし)のレッドさんが相変わらずで和みます。
サブタイトルは通し番号になってますが、新シリーズということでさりげなくキャラクターや世界観の説明を盛り込んでいるのがお見事です。
まず最初。
ヴァンプ様が高らかに世界征服の野望を述べたところで突入する偽オープニング『ウェザースリー』(笑)
それがこれでもかってコテコテのヒーローっぷりで、王道の善と悪の姿を力入れて描いて・・・
合体ロボから画面変わると、いつもの空気です(笑)。決戦の舞台はやっぱり公園。
バトルスーツ誰も着てないダレまくりのヒーローに怪人からツッコミが入るという・・・そのくせ強くて怪人ボコボコにしあげくに正座させるんだからなー。スタンガンとか使ってましたけど(笑)
っていうのが、ヴァンプ様の回想。「がむしゃらだった」とか「レッドがタチが悪かった頃」とか言ってますが、あまり変わってない気が・・・
そんな感じで、作品世界の雰囲気の説明完了。
次いで、フロシャイム川崎支部に来訪者が?というエピソード。
気難しい上司に目をつけられないよう怪人軍団みんなで大掃除。ヒーローとの「対決なんか」電話でキャンセルしようとしたはずが・・・
レッド宅(正しくはかよ子さんの家)を訪問して、上司の前ということで「良い勝負」をお願いするヴァンプ様にぶち切れるレッドさん。
悪の組織と正義のヒーロー、両者揃って社会的立場が低い。ここが、この作品では外せないポイントだと思います。
中間管理職のヴァンプ様に、彼女に養われているレッドさん。
どちらも生活費をくれる(ヴァンプ様の方は労働の報酬としてもらっているわけですが)には頭が上がらない。そのへん、似た者同士なんですよね。
だから、両方とも上に逆らえず振り回されて終わる、という結末。
上司の訪問がドタキャンになって揃って公園でお弁当を食べる、と。レッドさんがバトルスーツなのは、かよ子さんの強烈なプッシュがあった結果でしょうし。
善と悪の戦い。敗者は悪ではなく、弱者。正義も悪も関係無しです(笑)
更に次。
そんなオトナの事情とは無縁のアニマルソルジャー。
老眼鏡して帳簿づけ中のヴァンプ様に無邪気におねだりして、レッド抹殺に出発! しかし、いじめっ子に遭遇して散々なめに。
子ども(実年齢はともかく)の社会にだって、強者と弱者は存在するんですよ。
そして、フロシャイムはここでも後者なのです(笑)。Pちゃん改は子ども相手にも容赦ないですが(笑)。
そして、レッドとかよ子さんのエピソード。
かよ子さんにご飯をご馳走するレッドに、一期からの視聴者呆然(笑)。
でも、その理由が「パチンコに勝ったから」で、しかもそのパチンコ代はかよ子さんの稼ぎ。
新しい視聴者に、重要なキャラ設定「レッドは無職」を印象付けてくれました。
ラスト、フロシャイム川崎支部の厳しい掟それは!
ビールは、すなわち発泡酒!
いろいろキビシイんですよねー・・・・わかるわかる。
そんな感じで、普通この手の話は「強さ」を描くものなんですが、この作品ではむしろ「弱さ」(実はフロシャイムの連中もそこいらのチンピラより断然強いんですが・・・社会的には一般人クラス)を全面に押している。
でも別に辛く悲しい我慢の物語ってわけでないんですよねー。そんな雰囲気は全く無い。
視聴者がキャラたちに抱くのは、応援よりもむしろ共感や親近感の方が多そう。
それが成立するっていうのがすごいと思います。
雰囲気そのままでうれしかったですね。
オープニングとエンディングもすごくいいです。個人的には両方とも今回の方が好きかな。
前OPは一貫してみんなかっこよく(実際以上に)してたけど、新しい方はちゃんと本来の姿も出てるし。EDもしみじみする感じがいいです。
一週遅れぎりぎりになりましたが、どうにか間に合いました。
では、今日はこのへんで。それではー。
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